制作者

デコパージュ製作者

Miho

右脳開発・幼児教育・知育造形教室の経営
国際認定美容アドバイザー(エステサロンのコンサルティング・美容セミナー講師)
スピリチュアルカウンセラー
デコパージュ作品制作、教室の開催

デコパージュとの出会いと、はじめたきっかけ

ピーターラビットのデコパージュに魅せられて

あるとき、兵庫県宝塚市にある「花の道」というところへショッピングに出かけ、そこで素敵なブティックを見つけました。

花の道は宝塚歌劇の役者の方達も利用される素敵なお店が多く、そのなかでも際立ってお洒落な雰囲気のブティックでした。

洋服を購入するつもりで入ったのに、ショーウィンドーに置かれた可愛らしくて青色がとても美しいピーターラビットの壁掛けに釘付けになってしまいました。

それがデコパージュとのはじめての出会いです。

その時はデコパージュという言葉も知らなかったのですが、ハンドメイドの作品だということだけわかりました。

手描きした風でもなく、写真でもない。

陶器のようにつや仕上げしたコーティングの下には絵の具の青色と藍色の見事な調和の美しさ。

そして木々の枝葉や、ピーターラビットの絵の端々が何とも丁寧に切り抜かれて貼りつけてありました。

お店の方に尋ねると、製作者の委託を受けて販売しているとのこと。

とても気に入ったため、お店にあるすべての作品を購入し、帰宅してからは、ずっと作品に心を奪われ、触れたりながめたりの日々でした。

そうしているうちに、店の方からまた次の作品が出来たとの連絡が届き、すぐにうかがってまた購入。

これを何度か繰り返しているうちに、たくさんの作品に囲まれるようになりました。

もともとハンドメイドや"何かを作ること"は学生のころから大好きで、美大へ行こうか幼児教育科へ行こうか迷っていました。

最終的には幼児教育科に決め、卒業後は幼稚園教諭として数年間勤めました。そのあと、当時話題だった右脳教育を中心とした幼児教室の運営を始めました。

私が好きな造形の分野には自然と力が入り、その造形クラスが一番の人気に。生徒さんと一緒にさまざまな作品を作りました。紙細工、手芸、ミシン、手縫いも、とにかく作ることなら何でも大好き。

そうしたハンドメイドに魅せられたのは、幼少の頃の父親の影響かもしれません。

父の日や誕生日には「手作りの物が嬉しい」と言われ、私は父を喜ばせたくて色んなアイデアを沸かせました。その頃から常に職人のようにはさみを持っていた気がします。

この創作意欲は幼児教室と美容の仕事を平行しているあいだも心の奥にずっとあり、ある時、やはり何か一つ極めてみたいと思いました。その何かは、ピーターラビットの作品を手にした時に決まっていたのでしょう。

デコパージュを基本からきちんと学ぼうと一大決心し、講座を受けて技法を学ぶことにしました。

それからというものは、まるで何かにとりつかれたかのように、製作製作。1日に1作品。多いときは3~5作品を作る日々となりました。

失敗してもまずは数をこなすことが大事だと思ったのです。

装飾する薄いペーパーを、破かず、できるだけシワを寄せないようにするためには、筆の動かし方や力加減の微調整が必要で、さらにケマージュ(専用の糊)の量も紙の質により違ってきます。

アタマのなかにある発想を、世界に1つしかない作品として形にする。

作品を眺めるだけから、作る側へ。デコパージュの楽しさにみせられて、日々、勉強しています。

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